飲みすぎにはご注意を

先週、会社の同僚の送別会があり深酒した。

翌日朝、目が覚めてもアルコールが残っていて、かなりふらふらする。

午後になっても、夜になってもまだ残っている。

年とともに代謝が悪くなったのか、肝臓の働きが悪くなったのかと思ったが、飲んだ量を検証してみた。

 ビール:350ml小ジョッキ×5杯=1750ml アルコール分6%として105g

グラスワイン:100ml×3杯=300ml 12%として36g

日本酒おちょうし:180ml×1本=180ml 15%として27g

2次会でウイスキーロック:70ml×1杯 48%で34g

カクテル:70ml×1杯 50%で35g

 合計するとアルコール摂取量は合計237g、自分の体重が70kgなので1時間のアルコール代謝量を7gとすると、なんと237÷7=34時間かかる量を飲んでいた。

翌日夜までふらふらしている訳だ。

 皆様も年末年始、深酒にはご注意を。

来年も当社ホームページ、スタッフブログを宜しくお願いいたします。

何処に行っても話題はグラスウール

 今年の最後となる木材市場の記念市、特売会での話題は断熱材不足一色である。

 大勢のお客さんからグラスウールが間に合わなくて困ったよ、注文してから2ケ月も経つのにまだこない、断熱材がなければ新築の柱を立てても壁を断熱でふさがらない事には工事は止まるし新しい注文も怖くて請けられないよ。あの大手の建材問屋さんにも在庫がないんだ、困ったという話である。

  一方、大手のハウスメーカーは既に手配済みで、倉庫には在庫が有り困っていない、という事を聞き、お客さんはこんなふざけた話あるかよと怒り心頭である。

 そういえば9月のある特売会で参加問屋のA氏が自社PRの場でグラスウールではご迷惑をかけています、という話を聴いたことを思いだしました。其の時何の事かと断熱材には不勉強な私は担当の建材問屋さんにお聞きしたところ、長期優良住宅推進の一環としてハウスメーカーが所謂エコ住宅の第一走者トップランナー基準として従来の50mm厚みの断熱性能10kg/m2のものから断熱性能の良い100mm厚みの16kg/m2などに変更した事によるということである。 グラスウールのメーカーは高性能の密度の高い断熱材に専念し、従来のものは生産を控えた為とのことである。私はその時これは一過性のものだろうと考えていました。

 ところが、高性能化への仕様変更がそのまま住宅エコポイントの窓や外壁の断熱性能を満たす事もあり、住宅着工増とつながって需要が一気に高まっていたのである。

 そしていまや需要も実際の仕事に繋がっている実需的なものもあり、仮需といわれる物不足を見越しての注文とが玉石混交となって混乱に拍車をかけているようである。

物不足は他の断熱材にも現れているようである。

 メーカーは正月返上24時間生産で対応する、流通は輸入物で一部補充してでも対応を図るということですが未曾有の事件である。

 私は今回の事例から

1.やはり世の中の大きな流れの怖さを知りました。我々の仕入れ販売も基本は時流にあわせるということだと思います。

2.いるものを、いるだけ、いるときに仕入れるという当用買いでいいのだろうか?  大変疑問に思いました。

3.ハウスメーカーは販売計画にもとづいた仕入計画をしている。そして年間契約を製造メーカーと結んでいる。やはり何事も計画が基本ということです。

 今回のグラスウール事件を他山の石ではなくわれわれに多くのことを教えてくれている。

エコプロダクツ2010の人工木材

先週東京ビックサイトのエコプロダクツ2010を見学した。

予想通りの凄い来場者である。3日間で183140人の来場があったらしい。会場も東展示棟全ホールを使った大掛かりなものである。

その中で私たちに関心のある人工木材のT社のブースを訪問した。新しく機能が向上したということで説明を聞いた。

担当者によると

①木粉率が他社製品に比べて70%と高い(スギのリサイクル廃材)。

②エコウッドとして今話題のCASBEEの評価レベル5の貢献商品に認定された。

③人工木材の最大の欠点である夏場日中の表面温度を60度から約8度も下げた。従来品と比べて触ってみたが、確かに従来品は熱くてさわっていられないがそれに比べるとさわっていられる温度だ。

④表面温度を下げられたのは表面デッキ部分を従来の1層から2層成型にしたことによるとのこと。

⑤床板の巾が195mmと広い為施工がはやい、床板間の目地もその分少なく、また目地巾も3mmと狭いことから見栄えが良いとのこと。

⑥更に床板の耐久性、温度低下のためにポリカーボネートのひさしなどの周辺商品も開発した。

これら説明を受けて、商品の良し悪しはともかく、見せて、触らせて、体感させて、データーや認定証をつけて説得力のあるプレゼンテーションにまず感心した。次に人工木材のデッキが夏場暑くて使えない、というお客様の声に応えて、木粉配合率を上げる、2層成型にするなどの商品開発、消費者にも受け入れられやすい幅広デッキなど、お客様のニーズを的確に汲み取った開発意欲には素直に学ばなければいけないと思った。