天野太郎の建築展を見学

天野太郎の建築展

先日、東京藝術大学美術館 陳列館で催されている、天野太郎の建築展を見学してきました。お誘い頂いたのは、弊社と懇意にしている、インテリアデザイナーの山本棟子先生です。

先生は当時、天野吉原設計事務所に勤務されていて、主に家具類の設計を御担当されていたそうです。

天野先生は旧帝国ホテルを設計した、フランク・ロイド・ライトの教えを受けた建築家で、設計活動と共に、工学院大学や東京藝術大学での建築教育にも携われていました。

主な展示品は、映画監督の黒沢明の自邸や元鹿島建設社長の石川六郎の自邸、ゴルフ好きの人は知っている、新花屋敷ゴルフクラブや武蔵嵐山カントリークラブの、当時の設計原図や写真や模型でした。(ちなみにトーナメントの行われている花屋敷ゴルフクラブではありません、残念ながら現存はしていません)

設計原図はトレーシングペーパーに鉛筆書き、紙の色は変色していましたが、鉛筆で書かれた1本1本の線はとても50年前に書かれた線と思えない程鮮明で、設計者の思いや考えが表現されていると感じました。さらに、消しゴムで消した後の残像や、鉛筆の黒鉛でうっすらと覆われた中に描かれた設計図は、設計者の言葉を発しそうな藝術作品でした。また、模型は工学院大学の生徒さんらが作られたとそうです。

建築士のはしくれである私にとって、出身関連校の工学院大学が関係していた事と、生まれた頃の建築家の生の作品に触れることの出来た一日でした。

 

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