アセチル化処理木材

 木材の水分の吸放出による寸法変化を抑えるには、木材の細胞壁内を化学修飾により疎水化・架橋・バルキングすることが有効です。

 アセチル化は食酢の成分である酢酸を木材成分とエステル結合させ、木材の親水性の水酸基を疎水性のアセチル基に置き換えて寸法安定性(ASE75%)、耐久性(薬剤防腐以上の性能)、耐候性(紫外線劣化耐性)を向上させます。

WOOD-OH+(CH3CO)2O→WOOD-OCOCH3+CH3COOH

 アセチル化木材は各機能の向上はもちろんですが防腐・防蟻に対して毒性のある薬剤を注入するのではなく、人体に無害な化学修飾で人や環境に対して安全性の高いエコな材料です。

 用途としてはエクステリア材、外構部材、土木部材、水廻り材に最適です。当社ではオランダで生産されたアセチル化木材「アコヤ」を取り扱っています。

 材料としての性能は抜群なのですが、生産コストがかかるため製品が高価格、設備維持も大変などで思うようには事業化が進みませんが、優れた高機能化木材だと思います。

 今まで木材の商売は木材は欠点はわかっていても、これは木の特性だから、木材は品質が良い、やすらぎ感がある、木の特性はなど感性に訴える部分が多かったように思います。今後は木材を他の建築材料と比較しても遜色の無い性能を発揮できる付加価値を持った高機能化木材として広めてゆく事が要求されると思います。

 当社ではこの他に高機能化処理木材として不燃化処理木材やガラス塗料処理木材も取り扱っています。

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