不燃木材として国交省の認定を受けていたメーカー10社の製品を調査したところ9社の製品が建築基準法で定める防火性能を満たしておらず、そのうち7社の製品は基準の8MJ/m2を5倍以上超えていたとのこと。
大臣認定を受ける際に試験サンプルが防火性能を満たしていればOKで、製品そのものをチェックする仕組みになっておらず、以前から疑問を感じて、いずれこのようなことになるのでは、と危惧していましたがなんとなく来るべきものが来た気もします。
基準値を5倍以上超えていたなんてモラルを疑われてもなんとも反論のしようが無い。
2000年に建築基準法が改正され、木材であっても一定の基準を満たせば防火材料として認められ、最近は不燃木材の需要も拡がってきていただけにとても残念です。残念なのはこれで市場が縮小してしまう、ということもありますが、木材の信用がなくなってしまうことが残念です。こんなことやっているからやっぱり木材は・・・になってしまうんでしょうね。
「不燃木材・準不燃木材は兎も角」
これから、この手の商品は、欠かす事が出来ない筈だったのに…。
一応、越井さんはこのようなコメントを出してます。
http://www.koshii.co.jp/press/news/11/news20110629.htm
寂し過ぎる話ですね。