WEDGEの日本の森林「孤独死」寸前

 店頭に並んで2週間経ちましたが、遅ればせながらWEDGの日本の森林「孤独死」寸前を読みました。評判どおりのよくまとめられた興味深い内容でした。

 林業は全くの素人ですが、現在の日本の森林(人工林の荒廃)の問題には関心があります。昭和55年には立方4万円したスギ丸太はいまや1万を切って山元に利益還元されず放置されている。我々集成材業者がラミナ用材に調達するのも12,000から15,000ですが、ほとんどは針葉樹合板用で安定供給されない。

 先日U洋行で、九州のある県のスギ材の利用拡大のセミナーがありました。県、技術センター、製材業者、利用者から何とかスギ材を利用拡大したいという熱意が伝わってきましたが、機能がこんなに優れているから使ってください、に加えて販売方法の工夫、サプライチェーンの構築、安定供給の体質を作ること、同じ構造材でも集成材に利用やプレカット技術で付加価値を高める工夫が価格下落しないで供給を増やすことが出来るのかもしれません。

 我々木材業者は森林の役割を木材供給の部分でとらえてしまいがちですが、森林の役割は国土保全機能、生物多様性の保全、地球温暖化防止という大きい役割が有り、自給率にあまりにもこだわりすぎるのも少し方向が違うのかなとも思います。

 学生時代に演習林実習で植林したヒノキはどうなったんだろう。

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