ウッドデッキに使用される木材の特徴をお伝えするメルマガシリーズ、今回は「セランガンバツー」編をお届けいたします!
セランガンバツーとは?
セランガンバツーは、一般的にはあまり知られていませんが、ウッドデッキなどのエクステリアによく使用されるハードウッドの木材の一つです。
おもに、インドネシアやマレーシアなどに生息しているフタバガキ科の広葉樹です。
別名は「バンキライ」、「イエロー・バラウ」などとも呼ばれている大木です。
ウッドデッキの木材としては、耐久性があり、土足で歩いても傷まない硬さが特徴で、15年〜20年ほど使用することができます。
「バツー」とは現地の言葉で「石」という意味であることからも、強度の高さが伺えます。
コストパフォーマンスに優れた木材
ハードウッドの中でも、比較的安定して供給されるセランガンバツー。
ウリンやイペといった木材よりも、手に入れやすい価格が魅力です。
また、施工のしやすさからプロにも人気のある木材で、耐用年数と費用とのバランスも良く、コストパフォーマンスに優れた木材だと言えるでしょう。
ウッドデッキの他にも、サイディングと呼ばれる外壁としても利用されています。
明るい色味ときれいな質感が特徴的で、一般住宅に多く用いられているのも特徴です。
セランガンバツーの注意点
セランガンバツーは、ピンホールと呼ばれる虫食いが多く見られる樹木です。
ピンホールが少ない部分は、全体の2〜3割程度しか採れないと言われており、希少性があります。
ただし、ピンホールの見受けられる部分が使用されていても、デッキ材として影響を及ぼすことはほとんどなく、害虫が付くなどの被害もありません。
ささくれができやすい点なども特徴ですので、木材のケアをすることも大切です。
セランガンバツーは上手に使えば長く愛用できるデッキ材です。
施工のご相談やご不明点は、ウッディーアートにご相談ください。